日本ではもちろん、アメリカなど世界各国で絶大な人気を集めているプロレス団体WWEですが、その中で最も有名で人気のイベントが「レッスルマニア」。
プロレスマニアなら1度は耳にしたことがあるかと思います。
今回はそんなWWEの人気のイベント、レッスルマニアについてご説明します。
知っている人は復習に、全く知らない人はこの記事で知識を付けちゃいましょう!
レッスルマニアとは?
まずはじめに、レッスルマニアとは一体どういうものなのか、簡単にご説明します!
(WrestleMania)
アメリカ合衆国のプロレス団体が毎年4月に開催するプロレス興行の名称。
頭文字をとって「WM」と略されることもあります。
レッスルマニアはWWEが開催するプロレスイベントの1つで前回紹介したロイヤルランブルの他に、サマースラム、サバイバー・シリーズ、そしてこのレッスルマニアをまとめて4大PPVと呼びんでいます。(2002年まではキング・オブ・ザ・リングを入れて5大PPVと呼ばれていました。)
その中でもレッスルマニアは1985年に開催と最も長く、深い歴史を持っています。
また、WWEの年間スケジュールの中でも最大規模ということもあり、非常に重要度が高いイベントとして位置づけられています。
4大PPVの概要と開催時期・観客動員数
ここで4大PPVそれぞれのイベントについて、表と併せて少しだけご説明します。
4大PPVを主宰するWWEの過去最高年間売上は約800億円を記録しており、開催時期と観客動員数は下記のようになっています。
開催時期 | 観客動員数(過去最高) | |
ロイヤルランブル | 1月 | 約6万人 |
レッスルマニア | 4月 | 約10万人 |
サマースラム | 8月 | 約2万人 |
サバイバー・シリーズ | 11月 | 約2万人 |
まず、毎年1番始めに開催されるのがロイヤルランブルで、リングに次々とレスラーが登場する人気のバトルロワイヤル形式のイベントになっています。
その後に開催されるのが4月のレッスルマニア。
後ほど詳しく説明しますが、ファンにとっては堪らない年に1度の大イベントです。
人気イベントなだけあって観客動員数は他のイベントに比べると圧倒的です。
その後8月に開催されるのがサマースラム。
レッスルマニアほど豪華ではありませんが、対戦カードはみたくなるものばかりです。
そして11月に開催されるサバイバーシリーズでは、通常の試合の他に1〜数試合の生き残り戦が組まれるなどロイアルランブルと形式が少し似ています。
こういった普段の試合とは違った試合形式が多く取り入れているのが4PPVです!
日本人レスラーも登場するレッスルマニア
4大PPVについて少し分かったところでレッスルマニアに話を戻してもう少し詳しくご説明します。
出典:wikipedia
レッスルマニア世界各国から熱烈なファンが集結する、スポーツエンターテインメント界屈指の大イベント。1985年3月にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで初開催されてから年に1度だけ開催されています。
1985年の記念すべき第1回目の大会では1晩でなんと400万ドルもの収益を上げ、アメリカンプロレスの歴史を塗り替えた記念碑的レスリング・イベントと現在も称されており、3年後の1987年の第3回目のイベントでは観客数9万3173人と、2010年に開催されたプロバスケットボールリーグNBAオールスターゲーム(10万8713人)に次ぐ観客動員数を記録しています。
普段WWEに出演していない選手やOB選手などが一斉に揃うので、ファンにとっては堪らない年に1度の大イベントです。
これまでのレッスルマニアの名勝負を挙げればキリがないのですが、2001年に開催された「レッスルマニア 17」のザ・ロックVSストーン・コールド・スティーブ・オースティンの試合が個人的に印象に残っています。
反則裁定無しというルールの中で行なわれ、終盤に差し掛かったところで介入した悪のオーナー、ビンス・マクマホンは、”永遠の敵役”であるはずのオースチンに加勢。
“皆の王者”をパイプ・イスで滅多打ちし、勝利したオースチンはビンスと握手。
悪魔に魂を売った瞬間として、観客の度肝を抜き、衝撃な結末を迎えました。
他にも兄弟試合や王者同士との戦いなど、毎年注目の試合カードが組まれています。
出典:niconicorc2
そんなレッスルマニアですが、日本人レスラーも活躍しています。
有名どころでいうと、
中邑 真輔(なかむら しんすけ)選手
出典:sports.yahoo.co.jp
2002年に新日本プロレスに入団し、同年に日本武道館にてデビューして以来、現在も多くのファンを魅了する日本人スーパースターです。
渡米する日本人レスラーの多くはキャラの変更を求められる中、中邑は名前やスタイルを一切変えることなく日本にいたときのままで試合に臨んでいます。
打撃技や寝技など様々な技を見つけており、リングに入場する際には体全体を反った独特なポージングを披露しています。
ASUKA(あすか)選手
出典:d-generationx.com
2015年にWWEデビューし、日本人女子としては2人目のWWE王座に輝いた女子レスラー。
可憐さと妖艶さを兼ね備えている反面、試合ではパワフルでダイナミックな攻撃を繰り出すだけではなく、女子レスラーの中で最高のサブミッション使いとして恐れられています。
また、日本人女子がWWEに参戦する道を切り拓いたことで”女子プロレスのイチロー”とも呼ばれており、現在も世界各国から絶大な人気を誇っています。
日本では”華名”(あすか)というリングネームで活躍してましたが、現在はASUKAに改名しています。
2020年レッスルマニア開催日程
今年のレッスルマニアは4月4日と5日に開催され、フロリダ州タンパにあるレイモンド・ジェームス・スタジアムで開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、WWE選手育成施設での無観客開催。そして、史上初の2日間での開催となりました。
ですが、7月に日本でWWE主宰のイベントが開催され、先ほどご紹介した中邑真輔選手やASUKA選手、海外の選手ではコルビー・ロペス選手やジ・アンダーテイカー選手など、人気の選手が勢揃いしますので見ない訳にはいきません。
今のうち予定を開けておきましょう!
この記事で少しは知識がついたかと思います。
ですが、プロレスは奥が深い競技。
今後も皆さんにプロレスの魅力を発信していきます。乞うご期待!