この記事では、バレーボールのルールについて解説していきますが、実はバレーボールには『9人制』と『6人制』の2つが存在していることはご存知でしょうか?
西洋育ちの『6人制』と日本で発展してきた『9人制』では、ルールが異なります。
そんな6人制と9人制の違いを比較しながら、ルールを見ていきましょう。
2つのルールの違いを知って、それぞれのスポーツの魅力の違いを楽しんでください。
バレーボールの基本ルールについてはこちら
目次
【比較】6人制と9人制のルール
違いをざっくり説明すると…
◉6人制…スピード感のあるゲーム展開が魅力
◉9人制…日本人に特化したルールで粘り強いゲームが楽しめる
では、詳しく見ていきましょう。
コート、用具
チーム、ゲームの進行
サービス(サーブ)
ブロック
その他のプレー
9人制バレーボール
6人制と9人制を比較しながら、簡単にルールを解説しましたが、ここからは日本における9人制のポジションについて詳しく説明します。
ポジションについて
9人制では、6人制のようなローテションはありません。また、フリーポジションと言って、前衛・後衛などの区別のプレーの制限もなく、全プレーヤーが自由な位置で自由にプレーできます。
よって、ポジションというと、コート内の位置関係のみを示します。
ネット前にした状態でのコートの縦のラインでの前衛・中衛・後衛、横のラインでのレフト(左)・センター(中央)・ライト(右)。
その2種類の場所を組み合わせた形で言うことが多いです。
(例:中衛センター=中セン)
(出典:Wikipedia)
1.FR(フロントライト)
2.FC(フロントセンター)
3.FL(フロントレフト)
4.HR(ハーフライト)
5.HC(ハーフセンター)
6.HL(ハーフレフト)
7.BR(バックライト)
8.BC(バックセンター)
9.BL(バックレフト)
また、フリーポジションであるため、チームによってポジション編成も多様。
前衛・中衛・後衛で全て3人ずつである場合や、前衛4人・中衛3人・後衛2人や、前衛を5人にすることも可能とされています。
そして、9人中でセッターと言う特殊なポジションの人を決めます。
セッターとは、味方プレーヤーにアタックさせるためにボールをトスするプレーヤーで、前衛のセンター付近でトスをし、攻撃の基点となります。
チームの司令塔とも言えるこのポジションは、的確な判断能力が求められます。
ポジションの役割について詳しく
レフト
攻撃の中心であるポジション。
時間差攻撃などの様々な攻撃に参加し、最後に得点を決める役割です。
レフトが攻撃の中心なのは、右利きの選手はライトからよりもレフトからの方がスパイクを撃ちやすいからなのです。
主にスパイクを打つ役割なので、決定率が求められます。
センター
ブロックをするのが重要な役割です。その他にも、クイック攻撃(速攻)も担います。
ブロックをするための視野の広さ、相手セッターとの駆け引き、素早い移動のための俊敏性や反応力などの能力が求められます。
ライト
様々なクイック攻撃のスパイクを打ったり、トスを上げるなどの役割をするいわゆる便利屋的なポジションです。どんな状況にも対応できるような柔軟性が求められます。
サーバー
サーブを打つプレーヤー。
サーバーのショット1つでポイントを上げることができるため、とても重要な役割です。
ポイントを奪えなくても、ゲームの流れを変えられ、相手を崩すことができます。
レシーバー
サーブが相手を崩し、得点を得てくるのに対し、守る役割を担うのがこのポジションです。
相手の得点を阻止するだけでなく、こちらのチャンスを生み出す役割でもあります。
相手チームの得点を防ぎ、自分のチームの得点につなげるポジションです。
セッター
試合をコントロールする役割です。
コート全体の状況を把握し、自分のチーム選手の調子、ポジショニング、そして相手コートの様子も見ながらゲームを組み立てていくため、全体を把握する能力が最も必要です。
攻撃が上手くいくかは、セッターにかかっているのです。
リベロ
守備に特化した職人的ポジション。
リベロは、2種類のレシーブを行います。
レセプション:相手のサーブをセッターに上げることで、攻撃につなげるプレー
ディグ:相手に強いアタックなどをコートに落とさないように守るプレー。
失点を防ぎ、次のチャンスにつなげるのが役割です。
リベロの攻撃参加には制約があり、サーブを打つことができない上、ネットより高い位置にあるボールを相手コートに返すことができません。
アタッカー
アタックを打つポジション。
バレーボールのポイントはほとんどがアタックによるものです。
そのため、ポイント力にダイレクトに響きます。
ジャンプ力、コートにボールを叩きつけるパワー、動体視力の良さが求められます。
ブロッカー
相手チームの攻撃を壁のように妨げブロックする役割。
相手のスパイクに対して負けない体幹とジャンプ力が必要です。
ディガー
相手のアタックを受ける役割です。
強烈なスパイクをしっかりと受けなければならないため、そのためまずはアタックに飛び込む度胸が必要です。
6人制バレーボール
ポジションとローテーション
6人制のルールではローテーションというルールがあります。
実はこのローテーション、間違ってしまうと1失点のペナルティーが科せられます。
ポジションチェンジとローテーションをスムーズに行うことで、各自が得意なポジションで有利に戦うことができます。
では、6人制のポジションとローテーションについて詳しく見ていきましょう。
(出典:Wikipedia)
●前衛(ネットに近い側)
左から
・フロントレフト(FL)
・フロントセンター(FC)
・フロントライト(FR)
●後衛(ネットから遠い側)
・バックレフト(BL)
・バックセンター(BC)
・バックライト(BR)
(役割については上記の「9人制ポジションの役割について詳しく」をご覧ください。)
ポジションは、サーブ権を得るごとに時計回りにローテーションし、新たにバックライトにつくことになったプレーヤーがサーブを打ちます。
ローテーションの順は、
バックライト→バックセンター→バックレフト→フロントレフト→フロントセンター→フロントライトの順です。
サーブを打った後のポジションは自由です。
バレーボールの用語や賭け方についてはこちら
監修者

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