1996年に開催されてから25年、多くの選手が活躍し、多くのファンに興奮と感動を与えた国際リーグ「スーパーラグビー」に今終止符が打たれようとしています。
この「スーパーラグビー」、ラグビーファンにとってはラグビーワールドカップと同じ位の一大イベントなので、終了してしまうことはとても残念な事ですが、来年から新たな国際リーグを創設するとのことで、ラグビー界を始めスポーツ業界では注目を集めています。
今回はスーパーラグビーのこれまでの歴史と新たに創設される国際リーグについて簡単にお伝えして行きます。
スーパーラグビーが終了へ
ラグビーのニュージーランド協会は今月17日、南半球の国際リーグ「スーパーラグビー」を今季限りで終了すると発表しました。
その背景には今、世界を脅かしている新型コロナウイルスが関係しているよう。
新型コロナウイルスの世界的流行により、今季のスーパーラグビーは3月半ばで打ち切られていましたが、ニュージーランドは6月中旬に国内大会として再開されると初戦から2万人を超える観客を入れて開催。のちにオーストラリアも再開しましたが、南アフリカでは再び感染者が増えてしまい、緊急事態宣言が8月15日まで延長する事態に。
また、アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスでは、ロックダウンが続いているという危機的状況を受け、マーク・ロビンソン最高経営責任者は
「新型コロナウイルスの影響で長距離移動を伴う従来の形式を維持するのは困難」
と判断。そして、この長く深い歴史にピリオドを打つ決断に至ったそう。
この決断にラグビー界を始め、多くのファンに大きな衝撃を与えることになりました。
スーパーラグビーの歴史
スーパーラグビーはオーストラリアでのラグビーリーグ(13人制ラグビー)の爆発的な人気に対抗するため、1986年から1991年まで開催された6チームから構成されるサウスパシフィック・チャンピオンシップが始まりとされており、1996年にNZ、オーストラリア、南アフリカの3か国計12チームで発足されました。
2016年からは日本のサンウルブズ、アルゼンチンのジャガーズが参加し最大で5ヶ国、計18チームから編成されるようになるまでに成長し、世界41ヶ国で中継、1000万人以上が視聴されるなど、毎年盛大な盛り上がりを見せていました。
そんな人気を集めるスーパーラグビーですが、未知の病原体に打つ手がなくなってしまい、今回の決断に・・・。
新しいスタートへ
ですが、残念がらなくても大丈夫です!
なんと現在、ニュージーランドラグビー協会が来年からスーパーラグビーに代わる新しい国際リーグを計画しているとのこと!
ニュージーランド協会が発表した計画によれば、新たなリーグは現SRのニュージーランド5チームに、オーストラリアの2~4チーム、現在世界ランキング15位のサモアに加え、2016年リオ五輪で史上初の金メダルを獲得したフィジー共和国や太平洋諸国の1チームなど加えた8~10チームが参加する予定。
ただ、このリーグには強豪南アフリカやアルゼンチンは長距離移動の観点からリーグから除外されてしまうので、ファンにとっては少し寂しさもありますが、現在代表戦も含めた国際大会やリーグ、カレンダー再編の動きが続いている他、国際統括団体が主導するクラブW杯のような大会の開催も検討されており、日本からトップリーグ上位チームが参加する可能性も十分にあります。
サッカーや野球など、様々な競技が徐々に新しい形式へと変わっていく中、ラグビーも新しいスタートを切ろうとしており、今後の動向にも目が離せません!
監修者

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