この記事の概要
ピラミッド法とは、フランスの数学者ジャン・ル・ロン・ダランベールによって発案された投資法です。
ピラミッド法はゲームの勝敗によって賭け金を増減させるため、その形がピラミッドのような形になることから、このような名称がつけられました。
ゲームに勝利すると賭け金を減らし、逆にゲームに負けると賭け金を増やします。
賭け金の増減が緩やかで、損失を出すリスクを抑えながらゲームを進められる特徴があります。
目次
ピラミッド法の賭け方
はじめに、ピラミッド法の賭け方を見ていきましょう。
ピラミッド法はダランベール法とも呼ばれ、ゲームに勝利すると賭け金を減らし、逆にゲームに負けると賭け金を増やします。
賭け金の増減が緩やかで損失を出すリスクを抑えながらゲームを進められるので、オンラインカジノ初心者にもおすすめです。
ピラミッド法のルール
ピラミッド法の主な賭け方の流れは、以下の通りです。
-
1ゲーム目の賭け金を決める
-
ゲームに勝利すると賭け金を減らし、ゲームに負けると賭け金を増やす
-
ゲームに勝利して賭け金が1ドルになった場合は、1ドルのままゲームを続けるか1ゲーム目の賭け金から再びゲームを始める
ゲーム数 | 勝敗 | 次のゲームの賭け金 |
1(5ドルからスタート) | ○ | 4$ |
2 | × | 5$ |
3 | × | 6$ |
4 | × | 7$ |
5 | ○ | 6$ |
このように、賭け金の増減が緩やかなので、大きな損失を出す可能性は低いです。
基本的な賭け方はシンプルですが、連勝し続けると賭け金が0になる場合があります。
この状況では、2パターンの賭け方があるので覚えておきましょう。
1パターン目は、賭け金を0にせず1ドルのままゲームを続ける方法です。
これはゲームに勝利し続けていることが想定されるので、負けた場合は通常通り賭け金を増やしましょう。
2パターン目は、賭け金が0になったタイミングで、1ゲーム目の賭け金に戻す方法です。
戻した後は、通常通りにゲームを進めます。
ピラミッド法が向いているカジノゲーム
ピラミッド法が使用できるゲームの条件は、勝率が50%・オッズが2倍という条件です。
そのため、ルーレットの赤or黒、奇数or偶数、ハイorローを予想するイーブンベット、バカラなどで効果を発揮します。
ピラミッド法では、パーレー法やマーチンゲール法などのように、短い時間で大きな利益は出せません。
しかし、ピラミッド法には損失を出すリスクを抑えつつ、利益を増やせるという利点があります。
ピラミッド法のシミュレーション
ピラミッド法を使用して、バカラをプレイした場合のシミュレーションを見ていきましょう。
まずは、勝ち負けが交互になった場合です。
1ゲーム目の賭け金は5ドルとします。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 |
1 | 5$ | ○ | +5$ | +5$ |
2 | 4$ | × | -4$ | +1$ |
3 | 5$ | ○ | +5$ | +6$ |
4 | 4$ | × | -4$ | +2$ |
5 | 5$ | ○ | +5$ | +7$ |
6 | 4$ | × | -4$ | +3$ |
表のように、勝敗が交互になった場合は、利益を確保してゲームを終了できます。
続いて、連敗を挟んで勝ち数と負け数が、同じ場合のシミュレーションを見ていきましょう。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 |
1 | 5$ | ○ | +5$ | +5$ |
2 | 4$ | × | -4$ | +1$ |
3 | 5$ | × | -5$ | -4$ |
4 | 6$ | × | -6$ | -10$ |
5 | 5$ | ○ | +5$ | -5$ |
6 | 4$ | ○ | +4$ | -1$ |
7 | 5$ | × | -5$ | -6$ |
8 | 4$ | ○ | +4$ | -2$ |
9 | 5$ | × | -5$ | -7$ |
10 | 4$ | ○ | +4$ | -3$ |
連敗を挟んで勝ち数と負け数が同じ場合は、損益がマイナスになりました。
このように、連敗が続くと賭け金が大きくなり、損失を回収できない場合があります。
損失を回収するには、連敗の後に連勝をする必要があるといえます。
最後は、負け越した場合のシミュレーションを見ていきましょう。
今回は1ゲーム目の賭け金を1ドルとします。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 |
1 | 1$ | ○ | +1$ | +1$ |
2 | 1$ | × | -1$ | 0$ |
3 | 2$ | × | -2$ | -2$ |
4 | 3$ | × | -3$ | -5$ |
5 | 4$ | × | -4$ | -9$ |
6 | 5$ | ○ | +5$ | -4$ |
7 | 4$ | ○ | +4$ | 0$ |
賭け金が1ドルの場合は、負け越しても損益が0になりました。
1ゲーム目の賭け金や、賭け金が大きくなった状態で連敗をした場合は、損失の回収が難しくなるでしょう。
ピラミッド法のメリット・デメリット
ピラミッド法のメリットとデメリットを解説します。
ピラミッド法はゲームに勝利すると賭け金を減らし、逆にゲームに負けると賭け金を増やす賭け方です。
賭け金の増減が緩やかなので、損失を出すリスクを抑えながらゲームを進められるメリットがあります。
一方で、賭け金と連敗のタイミングによっては、損失を回収できない場合があるので注意しましょう。
ピラミッド法のメリット
ピラミッド法のメリットは、以下の通りです。
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賭け金の増減が少ない
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負けが多くなっても損失を回収できる場合がある
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勝敗数が同じでも利益を出せる
ピラミッド法の賭け方は、ゲームに勝利したら賭け金を減らし、逆にゲームに負けると賭け金を増やします。
そのため、基本的に賭け金の増減は1ドルずつです。
連敗をしたとしても、賭け金の増減が少ないため、大きな損失を出す可能性は低いでしょう。
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 |
1 | 1$ | × | -1$ | -1$ |
2 | 2$ | ○ | +2$ | +1$ |
3 | 1$ | × | -1$ | 0$ |
4 | 2$ | ○ | +2$ | +2$ |
5 | 1$ | × | -1$ | +1$ |
6 | 2$ | ○ | +2$ | +3$ |
7 | 1$ | × | -1$ | +2$ |
8 | 2$ | ○ | +2$ | +4$ |
9 | 1$ | × | -1$ | +3$ |
10 | 2$ | × | -2$ | +1$ |
このように、負け数が勝ち数よりも多くなっても、+1ドルの利益でゲームを終了できます。
利益は少ないですが、損失を出すリスクも少ないのがピラミッド法の特徴です。
また、勝敗数が同様の場合も、表のように利益を出すことができます。
(下図)
ゲーム数 | 賭け金 | 勝敗 | 配当 | 損益 |
1 | 5$ | ○ | +5$ | +5$ |
2 | 4$ | × | -4$ | +1$ |
3 | 5$ | ○ | +5$ | +6$ |
4 | 4$ | × | -4$ | +2$ |
5 | 5$ | ○ | +5$ | +7$ |
6 | 4$ | × | -4$ | +3$ |
ただし、賭け金や連敗のタイミングによっては、損失を回収できない場合があると覚えておきましょう。
ピラミッド法のデメリット
次に、ピラミッド法のデメリットを解説します。
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連勝をしても利益が少ない
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ゲームの状況によっては勝敗数が同じでも損失が出る
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ゲームの止め時が分かりづらい
ピラミッド法を使用した場合は、基本的に賭け金の増減は1ドルずつです。
そのため、勝敗が交互になった場合は、損失と利益のどちらも大きくはならず、短い時間で利益を出したいと考えている方には、適していない賭け方です。
また、ゲームの状況によっては、勝敗数が同じでも損失が出る場合があります。
特にゲーム序盤に連勝をした場合は、注意が必要です。
ゲームの序盤に連勝をすると、賭け金が小さくなります。
そのタイミングで連敗をすると、賭け金が上昇している状態で連敗をすることになるでしょう。
この条件で連敗をすると、勝敗数が同じでも損失が出る恐れがあるので注意してください。
ピラミッド法は、特性上ゲームの止め時が分かりづらく、長時間続けていると損失を出すリスクが増える賭け方といえます。
ゲーム前に賭け金の上限や損失の上限など、引き際のルールを決めておくことをおすすめします。
オンラインカジノでピラミッド法を使う
ピラミッド法は、ゲームに勝利すると賭け金を減らし、逆にゲームに負けると賭け金を増やす賭け方です。
そのため、賭け金の増減が緩やかで損失を出すリスクを、抑えながらゲームを進められるメリットがあります。
ただし、ゲームの状況によっては、勝敗数が同じでも損失が出る場合があるので注意が必要です。
ピラミッド法を使用する際は、利益が出る場合と損失が出る場合の勝敗パターンを覚えておきましょう。
まずはオンラインカジノでピラミッド法を練習して、賭け方の流れや勝敗パターンの見極めをおすすめします。
賭け方はとてもシンプルなので、オンラインカジノ初心者の方もぜひ使用してみてください。
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監修者

オンラインカジノ「Betrnk」を世界に発信・拡大していくスペシャルチーム。
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