この記事の概要
ヨーロッパはカジノ発祥の地であり、ラスベガスやマカオと違いまるでお城や高級ホテルに美術館といった格式の高い内装をしているのが特徴です。
華やかなエンターテイメント性を重視するラスベガスのカジノと比べると、ヨーロッパのカジノはシックで繊細なデザインをモチーフにした内装が印象的。
そんな、ヨーロッパエリアのカジノについて紹介します。
目次
ヨーロッパのカジノの特徴
ヨーロッパはカジノ発祥の地といわれており、ターゲット客層は観光客ではなく、上流階級の人たちです。
社交場として利用されるといった特徴があります。
ラスベガスやアジア圏内のカジノと違い、ホテルやリゾート施設と併設されているカジノは少なく、カジノのみを営業している独立店が多いことも特徴です。
内装も高級感を重視していて、室内はまるで豪華客船や美術館のようだと言われます。
ギャンブルのカジノ、というイメージとは全く違います。
ヨーロッパのカジノはネクタイを着ける必要があり、セキュリティチェックやドレスコードが厳し目といった特徴もあります。
イギリスのカジノの特徴
イギリスはカジノが合法とされている国であり、なんと国内に120以上のカジノ施設があります。
ヒッポドロームカジノをはじめ、有名なカジノもあります。
入場料は無料です。
18歳以上で入場が可能ですが、会員登録が必要になる施設があるのでパスポートを忘れずに持っていきましょう。
そして会員登録が必要なカジノでは、会員登録をしてから24時間経たなければ入店は禁止という規則もあるので、イギリス旅行でカジノを楽しみたい場合は、滞在日数にも注意しましょう。
ただし、非会員制のカジノならば待つ必要はないので、時間を気にするのであれば、非会員制のカジノを選ぶといいでしょう。
ドレスコードの指定はカジノによって違いがあります。
事前に確認が必要です。
従業員へのチップは「不要ではなく禁止」となっているので注意しましょう。
サービスされたらチップを渡したくなるかもしれませんが、マナー違反となってしまいます。
他には、写真撮影も禁止されています。
ゲーム中のながらスマホや飲酒も禁止となっています。
そして両替のレートはホテル内が最も悪いので、銀行か郵便局で両替するのがおすすめです。
両替商を利用するのも良いでしょう。
イタリアのカジノの特徴
イタリアには1481年に建設された世界最古のカジノである、「カジノ・ディ・ヴェネツィア(Casinò di Venezia)」があり、カジノの聖地と呼ばれています。
ここには、世界的な音楽家・ワーグナーも住んでいたことから、施設内にはワーグナー博物館もあり、歴史的建造物となっています。
イタリアにはカジノが少ないのですが、ホテルと併設されている場合があります。
ホテルに宿泊する際には一緒にカジノを楽しむことを旅行プランに入れるのもいいでしょう。
前出のカジノ・ディ・ヴェネツィアはドレスコードがあり、男性はジャケットの着用が求められます。
仮に用意をしていなかったとしてもクロークルームからレンタルも可能になっています。
しかし、イタリアの他のカジノならば基本的にTシャツとジーンズといったラフな服装でも入場ができ、一般の観光客を歓迎しているカジノも多いです。
イタリアのカジノは18歳以上でパスポートチェックを行えば入場することができます。
また、ディーラーや、従業員へのチップも必要ありません。
営業時間は大体は午前2〜5時までとなっており、深夜の時間帯営業です。
24時間営業を行なっているカジノはほぼないので、スケジュールにも気を付けておくと良いでしょう。
ドイツのカジノの特徴
ドイツはカジノのメッカとして世界的にも知られており、たくさんのカジノ施設があります。
その中でも有名なのが、約250年の歴史を持つ「カジノ・バーデン・バーデン(Casino Baden-Baden)」であり、世界で最も美しいカジノとも絶賛される観光スポットの一つです。
ドイツのカジノは全体的に格調高い場所であり、気品が求められる空間です。
そのため、ドイツのカジノでは落ち着いた入場者も多いため、静かな空間でゲームが楽しめます。
ドイツのカジノは高級なイメージですが、ミニマムベッドは2〜10ユーロほどです。
1万円もあれば十分にゲームを楽しめます。
ドイツのカジノではディーラーと従業員へチップを渡します。
渡すことがマナーです。
年齢制限はカジノによって18歳以上と21歳以上の違いがあります。
行きたいカジノの年齢確認をしておきましょう。
また、メンバーズカードの作成やパスポートチェックがあります。
ドレスコードは女性の場合はほぼ規定がありませんが、男性の場合はシャツとジャケットが基本であり、ネクタイの着用は自由ですが着用した方がベストです。
現地での両替は基本的にレートが悪いため、クレジットカードの利用がおすすめです。
フランスのカジノの特徴
フランスのカジノの始まりはルイ15世の時代と言われており、貴族の遊びだけでなく庶民にも広く流行し発展したという歴史があります。
フランスのカジノはドレスコードの指定がないので、Tシャツにジーンズといったラフな服装で入場ができますが、騒がしくなくて落ち着いた空間の中でゲームが楽しめるという特徴があります。
そしてフランスのカジノは温泉やビーチといったリゾート地のホテルに建てられていることがほとんどです。
フランスへの旅行の際はカジノにも立ち寄るのも良さそうです。
また、フランスのカジノでは観光客に対応するために英語を話せるスタッフもたくさんいます。
フランスのカジノは18歳以上で入場ができますが、パスポートの提示が必要になります。
高級カジノの場合はセキュリティが厳しくなり、指紋認証が行われる場合もあります。
現地での両替は基本的にレートが悪いため、クレジットカードの利用がおすすめです。
モナコのカジノの特徴
地中海の宝石といわれるほどの美しい国であるモナコは、世界中のセレブが集まる国でありカジノや観光の収益で国が成り立っています。
セレブとは言いましたが、一般的な観光者向けのカジュアル向きのカジノもあり、中には日本語が通じるカジノもあります。
あらゆる人に向けたサービスが行き届いているといった雰囲気です。
高級カジノであっても、プレイしなくても見学するだけでもOKなのです。
高級カジノの中でも、映画007で有名な「カジノ・ド・モンテカルロ」は宮殿のような豪華さで思わず息をのむほどの美しさと言われます。
モナコの発展の核であるカジノですので、入場(見学)料に10ユーロが必要ですが、作品のファンもカジノ好きも立ち寄ってみたいですね。
また、カジノ・ド・モンテカルロは高級カジノではありますが、賭け金自体は他のカジノと同じです。
高額な資金を用意していなくても楽しむことができます。
モナコは世界中の富裕層が集まることから警備体制はとても厳重で、世界で最も安全な国とも言われています。
モナコのカジノはテーブルゲームよりもスロットなどマシンがメインになっています。
年齢制限は18歳以上からで、入場にはパスポートチェックがあります。
ドレスコードの指定はカジノによって違いがあるので気をつけましょう。
スペインのカジノの特徴
スペインは気候が温かめで、ヨーロッパで人気の観光地です。
バルセロナやマドリードをはじめとした23ヵ所の都市でカジノの営業が認められています。
有名なグエル公園やブラド美術館といった多くの観光スポットと一緒にカジノを楽しむことができます。
スペインのカジノは入場料がないところも多いのが特徴です。
ドレスコードもスマートカジュアルが指定されているところもありますが、ジーパンでも入場できるなどあまり厳しくないところが多いため、気軽にカジノを楽しむことができます。
スペインのカジノ自体もカジュアルな雰囲気が多いため、カジノ初心者も気軽に利用できます。
カジュアルさと言えば、スペインのカジノではサッカーを観戦しながらのスポーツベットが楽しめるといった特徴があります。
スポーツファンとの交流を楽しむこともできますよ。
スペインのカジノは24時間営業であっても、テーブルゲームがプレイできるのは午後3時以降からといったハウスルールが設けられている場合もあります。
立ち寄りたいカジノでは確認をするのを忘れないようにしましょう。
また、スロットをメインにプレイする場合は100ユーロほどで十分に楽しむことができます。
テーブルゲームを中心に楽しみたい場合は、予算は500ユーロ以上の用意が望ましいといった目安も参考にしてください。
オランダのカジノの特徴
オランダには「Holland Casino(ホランド・カジノ)」という国営カジノチェーンが14店舗もあります。
ホランド・カジノは、ゲームで遊ばなくてもレストランやお酒を飲む場所がありますので、外の美しい景色を眺めながら食事をするという利用の仕方もありです。
ホランド・カジノは一般の人が安心できるようにと上質のサービスを行なっており、国際的な賞を受けるほどの素晴らしさです。
さらにホランド・カジノはペイアウト率が92%という高い数値でも有名です。
年間の利用者数は600万人を超えるほどの世界でも人気のカジノです。
ホランド・カジノは5ユーロの入場料がかかりますが、再入場も可能であり、さらに周辺のホテルの宿泊者には無料入場券ももらえます。
上手に利用してみましょう。
ホランド・カジノは18歳からの入場となりますが、他のカジノによっては20歳、または21歳以上でないと入場できない場合もあるので事前に確認しておきましょう。
ドレスコードはスマートカジュアルですがジーパンでも大丈夫なカジノもあります。
オランダのカジノは基本的に24時間営業ですが、場所によっては正午から朝3時までであったり、テーブルゲームに開始時間が設けられているところもあります。
ここにいいきたいと決めたカジノ情報は要チェックです。
ポルトガルのカジノの特徴
ポルトガルには、「Casino Lisboa(カジノ・リスボア)」をはじめとしていくつかのカジノがあります。
ポルトガルはかつてマカオを植民地にしていた歴史があり、マカオの賭博経営権を獲得したスタンレー・ホーが、ポルトガル政府と交渉をしてマカオのカジノ産業がポルトガルに逆輸入されて現在に至ります。
他にもポルトガルの首都リスボン近郊にあるエストリルには、ヨーロッパで最も大きなカジノ「Casino Estoril(カジノ・エストリル)」があります。
カジノ・エストリルは通常とは違う独自のルールがあります。
公用語がポルトガル語で日本語を話せるスタッフはいません。
初めて見るルールは確認をしておきましょう。
カジノ・エストリルはランドカジノ(実店舗)とオンラインカジノを併用して運営しているといった特徴もあります。
ポルトガルのカジノは、観光客ならば18歳以上でパスポートチェックをすることで入場が可能です。
そしてドレスコードはスマートカジュアルが指定されています。
さらにポルトガルのカジノではディーラーや従業員へのチップは必要ありませんが、大きく勝てた場合には、賭け金の1〜2割を渡すことがマナーとなっています。
オーストリアのカジノの特徴
オーストリアはウィーンやザルツブルグをはじめ、主要都市にカジノ施設が運営されているカジノ大国です。
オーストリアの貴族にはゲームによる賭けを楽しむ習慣があったため、社交の場としてカジノが発展していったという背景があります。
カジノとレジャーで大人の社交場を提供するという考えがあるのです。
オーストリアのカジノは国有企業の「Casinos Austria International(カジノ・オーストリア・インターナショナル)」という巨大なグループ企業によって運営されています。
オーストリアのカジノではユーロとセントが使用できますが、両替レートは悪いのでクレジットカードを使用してプレイするのがおすすめです。
オーストリアのカジノは18歳以上であればパスポートチェックをすることで入場できます。
ドレスコードの有無はカジノによって違います。
スロットはスマートカジュアルでプレイできますが、テーブルゲームは襟付きでなければならないといった違いもあるので、事前に確認を忘れないようにしましょう。
ディーラーや従業員にもチップを渡すのがマナーです。
大きく買った時には1〜2割ほど渡しましょう。
スイスのカジノの特徴
スイスでは1993年までギャンブルが禁止されていましたが、賭博法の制定によって2002年1月に21店のカジノが開業しました。
スイスでは賭博法が厳しいだけでなく、ギャンブル依存症の早期発見や治療もしっかり制定されており、スイスのカジノ政策はギャンブル政策の最高モデルとして大変注目されています。
スイスのカジノはルツェルン州にある「Grand Casino Luzern(グランカジノ・ルツェルン)」がカジノ・オブ・ザ・イヤーのグランプリを何度も受賞していることで有名です。
グランカジノ・ルツェルンには併設のホテルはありませんが、近隣の高級ホテルとも提携しているので、パッケージプランを利用してスイスの観光とカジノを楽しむこともできます。
そしてランカジノ・ルツェルンのスロットには、キャッシャーに用意されているスロットカードに金額をチャージしてスロットをプレイするという独特のシステムになっています。
スイスのカジノは18歳以上からパスポートチェックをすることで入場可能です。
入場料は16時前までは無料です。
ドレスコードはスマートカジュアルが推奨ですが、ジーンズや運動靴でも入場できます。
ヨーロッパ各地でも楽しめるカジノ
カジノ発祥の地であるヨーロッパは、上流階級の人達の社交場として利用されていましたが、近年では観光客の取り入れにも積極的であり、ドレスコードが厳しくないカジノも増えてきました。
気軽にカジノを楽しむことができるようになったのです。
しかし、いきなり本場のカジノに行くのは少し怖い、ゲームのルールをしっかりと覚えて練習もしたいという方には、オンラインカジノを楽しむという方法もあります。
そしてゲームの腕を磨いたらカジノの聖地であるヨーロッパに行き、ランドカジノならではのサービスを受けたり、雰囲気を味わうなどの体験をしてみてはいかがでしょうか。
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オンラインカジノ「Betrnk」を世界に発信・拡大していくスペシャルチーム。
Betrnkニュースでは、Betrnkにとどまらず、世界中のオンラインカジノ・ランドカジノを取り巻くあらゆる情勢を調査・分析している。
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