野球で使われている用語は英語を日本風にアレンジした和製英語が多いので、知らない人からすると聞きなれない言葉が多いです。
ただ、野球のルール自体はシンプルで用語も理解すれば難しいことは特にありません。
なので、是非覚えてさらに野球を楽しみましょう!
今回は、野球の用語を解説していきます。
投手の用語
投げ方の種類
投げ方は主に4種類に分類されます。
オーバースロー・・・真上から腕を振り下ろすようにしてボールを投げる投球フォームです。球速が一番でやすいです。縦の角度から振り下ろされるので、打者から見た体感速度も速く感じます。
サイドスロー・・・腕を真横から出してボールを投げる投球フォームとなっています。横から腕が振り出されるので、角度がつきより近くもしくは遠くに感じるようなコーナーを使い分けた投球ができます。
アンダースロー・・・アンダースローは全身を低く倒し、下からボールを投げる投球フォームです。投球が下から浮き上がるような軌道を描くため、バッターにとっては手元で浮き上がるように感じられます。
スリークォーター・・・一番聞き馴染みがないと思いますが、実は一番多いフォームです。オーバースローとサイドスローの間の投げ方で、斜め上から腕を振ってボールを投げる投球フォームです。肩肘の負担が少なく、変化球も投げやすいとバランスの良い投球ができます。
投手の登板について
先発・・・先発は試合開始から投げる投手のことを指します。俗にいうエースは先発の役割を担います。試合を作る役割があります。球の力や変化球、制球力、スタミナ、精神力など求められるものは多いです。
中継ぎ・・・中継ぎは先発と抑え以外の投手です。役割は多く、ワンポイントでの起用やロングリリーフなど多彩な起用法があります。主には、流れを変えるための選手交代や対左起用などです。
抑え・・・先発や中継ぎが作った試合を締めるのが抑えの仕事です。基本的には、最終回での登板になります。球速の速さや変化球のキレなどを最大の力で投げ切れる選手が向いています。スタミナは求められませんが、スロースターターなどには不向きです。
球種について
主に使用されることの多い球種をご紹介します。
変化球とは球に回転をかけて球の軌道を変化させることです。
ストレートも下回転をかけていますので、実は変化球ともとらえることができるんです。
フォーシーム(ストレート)・・・ボールに強力なバックスピンをかける事でまっすぐの軌道になります。いわゆるキレのあるストレートとは球の回転数が多く、球が重力に逆らって下に落ちないために手元で伸びるように感じられます。
スライダー・・・スライダーは横向きの回転をかけることで、右投げの場合は左に、左投げの場合は右にボールが変化します。横だけでなく縦に落ちるスライダーもあり、よく『縦スラ』などといわれたりします。
カーブ・・・スライダーと曲がる方向は一緒ですが、球速が遅く横の変化よりも縦の変化が大きいのが特徴です。
シュート・・・シュートとは比較的速い球速で投手の利き腕方向に曲がる変化球です。
シンカー・・・シンカーはシュートと同じ軌道で、球速が遅く沈むのが特徴です。シュートより深く沈むのでゴロを打たせやすい利点があります。
フォーク・・・フォークは、打者の手前で落ちる変化球です。回転が少ないほど、落ちますがその分球速も落ちるのでうまく投げるのが難しいですがその分三振を取りやすい球です。また、強力な握力が必要なため投げられる人が限られます。
投球時の構え
ワインドアップポジション・・・軸足をプレートにつけ、もう片方の足を好きな方向(主に後ろ)に踏み出してから投球動作に入る投げ方のことです。振りかぶって投げることが多いため、球に威力が乗るのが特徴です。主にランナーがいないときに利用されます。
セットポジション・・・軸足をプレートにつけて、もう片方の足はプレートの前方に置いた状態で、一度静止して投球します。ランナーがいる際に利用します。ワインドアップに比べ球の威力は落ちますが、素早く投球することができるのでランナーの進塁への抑止力になります。その他の用語
その他投手関連用語
牽制・・・リードをした走者にプレッシャーを与えたり、アウトにしたりするため、投手(ピッチャー)や捕手(キャッチャー)が塁に向かって球を投げることを「牽制球」と言います。
ボーク・・・投手の投球や塁への送球における反則行為のことで、ボークになると、走者がいる場合は進塁、いない場合はボールとなります。牽制の際などに発生しやすいです。
- 投球板(プレート)に触れて投球動作を途中で止めた。
- 投球板に触れた状態で、塁へ送球する真似をした。
- 投球板に触れた状態で、自由な足を牽制方向に踏み出さず牽制した。
- 投球板に触れた状態で、走者のいない塁に送球もしくはその動作をした。
- 反則投球を行った。
- 打者と正対する前に投球した。
- 投球板に触れずに投球した。
- 不必要な送球等で試合進行を遅らせた。
- ボールを持たずに投球板に触れる、跨ぐ、投球する真似をした。
- 正規の投球姿勢をとった後、投球・送球以外でボールから手を離した。
- 投球板に触れた状態で、ボールを落球した。
- キャッチャーボックスに両足が入っていない捕手に投球した。
- セットポイントで完全に静止しなかった
攻撃の用語
まずは基本的な用語を確認していきましょう。
スタメン・・・スターティングメンバ―の略称です。その試合に先発する野手や投手のことをさします。
打球・・・投手が投げたボールを、打撃したあとの球のことを指します。打者が放った打球の初速を表す「打球速度」という言葉は、スポーツニュースなどで度々話題になりますね。
バッター(打者)・・・投手が投げたボールを、バットを用いて打撃する選手のことを指します。その中でも、打撃が上手い選手や、安打をよく打つ選手のことを好打者といいます。
フルベース(満塁)・・・ランナーが、一塁、二塁、三塁と全て埋まっていることを指します。
ランナー(走者)・・・攻撃側のバッターが出塁したとき、ランナーと呼ばれるようになります。ランナーになったら、一塁、二塁、三塁、本塁の順にベースを踏んで、本塁に到達すると得点が入ります。
打球、ヒットの種類
ゴロ・・・打球が地面をバウンド、または転がりながら進んでいくもののことを指します。ボールが転がるときの擬音「ゴロゴロ」が転じて、呼ばれるようになったとされています。
サイクルヒット・・・1人のバッターが1つの試合で、ヒット・二塁打・三塁打・ホームランを放つことを指します。サイクルヒットを成功させる上では、三塁打が1番の難関と言われています。
サヨナラ・・・後攻チームがあと1点で勝利するという回で、点が入り、試合終了となることを指します。ヒットで決めた場合は「サヨナラヒット」、ホームランで決めた場合は「サヨナラホームラン」というように使われます。
タイムリーヒット(適時打)・・・塁上のランナーを本塁に生還させたヒットのことを指します。言葉そのままに、「良いタイミングでヒットを打った」という意味があります。
バント(犠打)・・・バットをスイングすることなく、当てるようにして転がすことを指します。一般的には、犠牲バントや送りバントと言われ、自身は打ち取られる代わりにランナーを進塁させる役割があります。
ヒット(安打)・・・打球がグラウンド内に落ち、相手のエラーなく出塁することを指します。ヒットは以下のような種類があります。
・シングルヒット
1塁ベースまで到達したとき。
・ツーベースヒット(2塁打)
止まることなく1塁ベースまで到達したとき。
・スリーベースヒット(3塁打)
止まることなく3塁ベースまで到達したとき
・ホームラン(本塁打)
外野手の後方のフェンスを直接越えた打球のことを指します。
・ランニングホームラン
バッターが打った直後、止まることなく本塁ベースまでくることを指します。
フライ(飛球)・・・空中に高く打ちあがった打球のことを指します。また、縦方向に高く上がったものはポップフライと呼ばれることもあります。
ポテンヒット(テキサスヒット)・・・ふらふらと上がったボールが野手と野手の間に落ちるヒットのことを指します。
ライナー・・・地面に触れず、直線に飛ぶ鋭い打球のことを指します。ライナーには、打球の速度・高さ・角度などの明確な基準はありません。また、ラインドライブと呼ばれることもあります。
いかがだったでしょうか?
野球は用語を覚えれば、100倍楽しめちゃいますから是非覚えてみてください!!
Betrnkでは野球を含めスポーツベットを取り扱っています!
監修者

オンラインカジノ「Betrnk」を世界に発信・拡大していくスペシャルチーム。
Betrnkニュースでは、Betrnkにとどまらず、世界中のオンラインカジノ・ランドカジノを取り巻くあらゆる情勢を調査・分析している。
We are a bunch of curiosity!