今回はセ・パ交流戦についてご紹介していきたいと思います!
セ・パ交流戦とは?
セ・パ交流戦とはプロ野球のセ・リーグ(セントラル・リーグ)とパ・リーグ(パシフィック・リーグ)の球団が対戦する交流戦のことです。
正式名称は「日本生命セ・パ交流戦」。毎年5月から6月にかけて開催されます。
交流戦での戦績はペナントレースに反映するので、ここで勢いがつくか否かは結構重要ですね。
交流戦の歴史
はじまり
セ・パ交流戦のはじまりは1999年になります。
当初、パ・リーグが交流戦の実施を提案していました。セ・リーグは放映権の収益が大きい巨人戦の試合数が減ってしまうとして、それを拒んでいました。
交流試合の開催に際してのメリットを探るためという名目で1999年と2000年のオープン戦の一部を「プロ野球サントリーカップ」として開催しました。なので、この当時の交流戦は今とはニュアンスが異なります。要はちょっと様子をみてみようじゃないかということではじまったわけですね。
しかし、これらは2年間で終了してしまいます。
再び開催、現在の交流戦まで
その後、2004年のプロ野球再編問題がきっかけになり、セ・リーグの一部球団が歩み寄りを見せ、交流試合の開催が決定します。
”◎プロ野球再編問題・・・2004年に日本プロ野球球団の大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが、合併を前提に話し合うと発表したことを始まりとして議論されたプロ野球の業界再編問題である。”
出典:wipipedia
2005年には日本生命保険が特別協賛スポンサーとなり、「2005年 日本生命セ・パ交流戦」の名称で5月6日から6月16日にかけて開催され、翌2006年以降も日本生命が協賛を継続しています。
なお、オープン戦の一部として、開かれてていた当初とは変わり、交流戦の成績はそのままペナントレースの成績に反映するようになります。
優勝形式がある事態に・・・
2014年まではペナントレースの成績とは別に、交流戦の成績のみで最も勝率が高かったチームが「交流戦優勝」として表彰されました。
これが一度廃止され2015年からはリーグ対抗戦という形になり、勝ち越したリーグの全球団に賞金が順位に応じて出るという形に。
そのため、2018年はヤクルトが交流戦1位になったにも関わらず、パ・リーグが勝ち越したためMVPはパ・リーグ1位のオリックス(総合順位は2位)から選出され、賞金もヤクルトはオリックスの半額しか貰えないという結果になってしまったのです。
リーグ対抗戦だと、全球団少なからず賞金がもらえたのは良い点ですが、さすがにヤクルトかわいそうですよね・・・
このことがあり、2019年からは再び、交流戦の1位球団を「交流戦優勝」として表彰、賞金も優勝球団のみ全額獲得という形に戻されました。
ただ、交流戦自体は試合数が多くないので、同率順位ということも結構あります。
交流戦のルールは?
基本的にペナントに成績反映することもあって、公式戦と同様のルールとなります。
- 予告先発制度を採用
- パ・リーグだけで採用されている指名打者は、パ・リーグ球団の主催試合のみで採用する。
- 2014年に限り逆転し、セ・リーグ球団の主催試合のみで採用する。
- 延長戦は他の公式戦同様に最大12回までとし、決着しない場合は引き分け。再試合も実施しない。
- 投球が打者の顔面、頭部、ヘルメットなどに直接当たり、審判がそれを危険球とみなした場合、その投手は即退場となる。
- 投手は塁に走者がいない場合、捕手からボールを受けて15秒以内に投球しなければならない(15秒ルール)。
(一部抜粋)
過去の優勝チームではあのチームがダントツ!
現在2005年から2019年までが開催済みです。
年度 | 優勝チーム |
2005 | 千葉ロッテマリーンズ |
2006 | 千葉ロッテマリーンズ |
2007 | 日本ハムファイターズ |
2008 | 福岡ソフトバンクホークス |
2009 | 福岡ソフトバンクホークス |
2010 | オリックス・バッファローズ |
2011 | 福岡ソフトバンクホークス |
2012 | 読売ジャイアンツ |
2013 | 福岡ソフトバンクホークス |
2014 | 読売ジャイアンツ |
2015 | 福岡ソフトバンクホークス |
2016 | 福岡ソフトバンクホークス |
2017 | 福岡ソフトバンクホークス |
2018 | 東京ヤクルトスワローズ |
2019 | 福岡ソフトバンクホークス |
こうしてみるとわかるとあることに気づくのではないでしょうか??
ソフトバンク優勝多すぎ!!
過去15回の交流戦の中で8度の優勝を残しているのです。
要因はDH制の有無と語られるところがおおいですね。
ソフトバンクの属するパ・リーグではDH制があります。
交流戦のルールでは、パ・リーグ球団の主催試合のみでDHが採用されます。
そうしたときに、DH枠での打撃に特化した選手層という部分の差がでてきますよね。
事実、2019年は交流戦ではパのDHが11本塁打を放ったのに対し、セは5本でした。
そういった部分を改善していくと、セ・リーグの勝率も上がっていくのではないでしょうか。
最後に
2020年のプロ野球はコロナウイルスによって、シーズン開幕の遅れなど多大な影響がでています。
交流戦を楽しみにしているファンも多いですから、落ち着いた際には開催してほしいですね。
今年はどこが勝つのかみなさんも予想しましょう(笑)
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監修者

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